市内での少林寺拳法の活動をはじめたのは、昭和43年10月東北学院大学工学部の大学生のクラブ活動が始まり。
昭和46年多賀城市成年研修道場(現在の社会福祉センター跡地)で社会人を中心に始め、昭和47年5月仙台中央道院長太田達雄（故人）の力添えで仙台中央道院多賀城支部道場（現多賀城道院砂野芳弘道院長）として発足し、現在の礎を築いた。
これ以降大学生と社会人が合同で修練し、武道祭や清掃活動を一緒にするなどして市内に広まり、昭和49年3月に多賀城市少林寺拳法協会を設立し、初代会長に伊藤喜一郎先生(故人)に就任していただいた。
昭和50年旧多賀城公民館で第1回多賀城演武祭を開催し多賀城市体育協会に加盟した。
その後多賀城市勤労青少年ホーム（現在解体され更地）での修錬後、昭和54年多賀城市総合体育館が完成し、ここを拠点に拳士が増加した。
昭和58年多賀城西道院（故片山正夫道院長、現在廃院）、昭和59年多賀城城南支部道場（元多賀城城南道院澁谷大司道院長）昭和60年七ヶ浜支部道場（現宮城塩竈道院鎌田礼二道院長）、昭和62年多賀城東道院（故鈴木良樹道院長、現在廃院）と相次いで設立され少林寺拳法の輪が広まった。
始めた当初は、20?30人程度であったが、平成元年の頃は300人以上までに発展した。
中学校武道必修化に備え高崎中学校で少林寺拳法の授業を平成22年から試験的に始め、平成28年までは東北6県で1校しか実施していなかったが、現在は多賀城市高崎中学校と松島中学校、それに盛岡の3校がとなった。
少林寺拳法の組織改革や少子高齢化により、平成26年から多賀城市総合体育館や市内の中学校での修練を辞め、集会所を借用しながら現在に至っている。

少林寺拳法は昭和22年四国の香川県多度津町が発祥の地で、宗道臣という人が「他人(ひと)の幸せを考えられる人間を育てたい」ということ始めたもので、中国ではなく日本が発祥の地であります。
少林寺拳法法は、相手を倒し、相手に勝つことを目的にしているのではなく、己に克ち、心と体を整えて、技術を楽しみながら自他共に上達をはかるという「護身錬鍛」、「精神修養」、「健康増進」の三徳を兼ね備えた法であります。
多賀城市少林寺拳法協会は、当初社会人が中心で社会に少しでも役立とうと市内の公共施設を定期的に清掃するとともに、多賀城市勤労青少年ホームで市内の歴史について研修会を実施してきたところ、昭和51年7月17日に「勤労青少年の日中央大会」において労働大臣賞を、昭和53年7月15日に労働省の招待で東京中野サンプラザにおいて少林寺拳法を披露し、多賀城市内での活動を紹介した。
日本武道協議会（日本武道館）から青少年の健全育成と多年にわたり少林寺拳法の普及発展に貢献したということで全国から選任され、平成6年多賀城支部道場（現多賀城道院）は平成11年に多賀城城南支部道場（現多賀城城南道院）がそれぞれ少年武道優良団体として全国表彰された。
平成18年5月20日に社団法人日本善公会から環境美化活動を永年実施したということで表彰された。
環境美化活動においては設立当初から実施し、末の松山の池の泥あげ、多賀城政庁跡や多賀城廃寺の清掃、多賀城公園南側の草刈り、ソニー西門の都市下水路上の花植などを実施し現在は、野田の玉川の清掃活動を定期的に実施少しでも社会貢献活動している。

現在は東日本大震災の関係もあって、多賀城道院と多賀城城南道院の2団体で構成し拳士数も約30名まで減少し、毎年実施していた多賀城市演武祭を休止している状況にある。
しかしながら、設立当初から実施している社会貢献活動である公共施設の清掃活動は、拳士数が減少してもその精神を忘れないよう拳士父母が一体となり現在も続けている。
修行の一環として多賀城市武道祭、宮城県公立武道館協議会1万人寒稽古や宮城県大会に参加。更に、毎年東京日本武道館で開催される全日本少年少女武道（少林寺拳法）大会に参加している。
拳士間の親睦を図るため、定期的に合宿をするなど拳士間の交流を図るとともに、社会に役立つ拳士が一人でも多く増えるよう日や修行に励んでいる。

• 多賀城道院　道院長　砂野芳弘　　022-368-8313

  自前道場

  月曜日　　18：30～21：00
  土曜日　　14：00～16：00

  八幡公民館

  火曜日　　18：30～21：00

• 多賀城城南道院　道院長　澁谷　大司　　022-368-3148

  志引集会所

  月曜日　　18：30～21：00

  浮島公民館

  土曜日　　14：00～16：00